水虫は治る?
水虫は根気強く治療薬を使い続ければ、三ヶ月で完治する感染症です。
まずは三ヶ月間、しっかり治療薬を使う。その後は予防として1週間に1〜2回、間隔を置いて治療薬を使うようにすれば、再発を防ぐことができます。
水虫は日本人の約20%が感染
年齢的には40〜60代に多いのですが、最近では若い女性の間で水虫に悩む人の数が増加傾向にあります。ある団体の調査によると、冬場にブーツを着用する21歳の女性31人のうち、7人が水虫にかかっていました。問題は、これだけの罹患率にもかかわらず、「別に水虫で死ぬことはないのだから」とか「どうせ治らないのだから」といった理由で放置して、適切な治療をしない人が多いことです。確かに直接の死因になることはないでしょうが、糖尿病で免疫力が弱っている方が水虫を悪化させ、さらにそこからバイ菌が入って足の壊疽が進み、片足の切断にまで至るケースもあります。前述のように、水虫は根気強く治療すれば完治するのですから、何とか三ヶ月間、がんばりましょう。
水虫の種類
小水疱型
足の土踏まずを中心に足の縁、足の付け根などに粟粒大の水疱がいくつもでき、水疱が破れて白く皮がむける。周辺は多少の赤みを帯び、強いかゆみがある。
趾間型
足の指の間が白くふやけたようになり、赤いびらん面が現れる。
角質増殖型
足の裏全体に白癬菌が増殖。角質層が硬く厚くなる。このタイプになるとかゆみなどの症状はなくなる。
長く水虫と共存した結果、治癒しにくい角質増殖型へと進行し、「爪白癬」を併発するケースも多いのです。爪白癬は爪の中に白癬菌が入り込み、そのため爪が白や黄色に濁って厚くなり、表面がデコボコしてしまう疾患です。
水虫は、角質増殖型や爪白癬にまで進行させないように、まずは三ヶ月間、しっかり治療薬を使う。その後は予防として1週間に1〜2回、間隔を置いて治療薬を使うようにすれば、再発を防ぐことができます。角質増殖型や爪白癬には塗り・浸け薬のほかに経口薬を併用します。繰り返しになりますが、水虫は必ず治る疾患です。
食生活のワンポイント
水虫は白癬菌による感染症なので、体に抵抗力をつけるのが最大のポイントです。免疫機能を働かせるのに不可欠なタンパク質、加えて免疫の主役である白血球の働きを助けるビタミンCを十分に摂取する。
タンパク質の摂取量は1日80g以上、ビタミンCは100mg以上が目安となります。タンパク質は牛・豚・鶏肉のほか、魚、卵、大豆製品、乳製品などからバランスよく摂る。ビタミンCは果物や野菜に豊富ですが、熱を加えると壊れやすいので、生野菜や果物を1日に最低1回は口にするようにしましょう。
さらに、きのこ類に注目。椎茸、まいたけ、しめじ、なめこなどは一年中、スーパーに並んでいるので、手軽な逸品として食卓へ。免疫力を回復させるパワーがあるうえ、ノンカロリーなので、一品増えたところで太る心配もありません。大根おろしとあえるとビタミンCも多く摂れて一石二鳥です。
食生活以外の6ポイント
- 室内の掃除は毎日行う
- 風呂には毎日入り、足の裏や指の間まできれいに洗う
- 風呂上りには、足の指の間の水分まで拭く
- 足はなるべく乾燥させておく
- 同じ靴を毎日履かない
- 家族に水虫の人がいたら、全員で治療に取り組む
【PRESIDENT‘04年7月5日号】





